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あなたは何軸派?メカニカルキーボードの打ち心地の違いと特徴

あなたは何軸派?」でおなじみのメカニカルキーボードを4色叩いてみたので、感想を述べます。

私がメカニカルを触ったきっかけは、ヨドバシのプラカードに惹かれたこと。新規客にプラカード効果、あなどれません。

で、何軸とか関係なしに、まずなんかこう、これぞキーボード!って感じでした。
デスクトップ抱き合わせのあれ、メカニカルの劣化版じゃん。
ノートパソコンのあれ、メカニカルのレプリカじゃん。

お、おおぉぉー!気持ちいい!)という感動の叫びをのみ込んだものの、いつしかマイキーボードを夢見るように。

「普通の」と何が違う?

メカニカルキーボードのキーの内部は、文字通り機械式構造(下図)になっています。コンパクトに造れない代わりに、稼動部が接触不良になったりキーが壊れても、一つずつ修理交換できる。ノートパソコンに載ってるメンブレン式の場合、ぜんぶ引っ剥がして交換しないといけない。

なにより、キーの配列や印字など、機種ごとにこだわりがあって良い。「メカ」ってだけでカッコいい。スカスカ打てて気持ちいい。指や手首にやさしそう。仕事が捗りそう(思い込みだいじ)…

毎日使うものは、やっぱりこだわりあるものを使いたい。

…てか「軸」ってなに?

軸とは、キーの中に入っている機械部品(スイッチ)。「何軸派?」で問われているのは軸の色。

メカニカルキーボードは、スイッチの造りの工夫で追求した「打ち心地」が売り。そのため、クリック感やら押下圧(重さ)やらで、数多のバリエーションが展開されています。

それぞれの構造の違いを区別できるように、ドイツのスイッチメーカーZF Electronic社(旧Cherry社)が色を付けたため、通称「MXスイッチ」、または「Cherryスイッチ」。

キーキャップを外すと、軸の色が見える

一般向けには、赤軸・青軸・茶軸・黒軸の4色が提供される。

また、業務用、マニア用(?)に緑軸・灰軸・白軸などがある。

Cherryスイッチを採用する日本メーカーは、ダイヤテック社のMajestouchシリーズが有名。値段も仕様もまあ幅広いので、店頭に置いてないことも多く、購入する場合はよくよく比較することをおすすめします(ただし軸の違いは必ず店頭でトライ!)。

そのうち面白いのが、センチュリー社の4軸モデル。キーボード1台に4種類の軸を搭載。レア軸の4色モデルなんて、「超レア!」と包装に強調されているぐらいなので、生産量はそうとう少ないのでしょう。

面白いとは言ったけど、正直私にはなぜこのモデル作ったのか、メーカーの心情が理解できません。ファンサービスでしょうか?私はまだその境地まで踏み込めてません…。

あなたは何軸派?

第一印象は、青軸がベスト

カチャカチャ音が、軽快で愉快で安心感ある。

でも職場で使った場合、まわりに嫌われそう。(うちはノートパソコンのうっすーいカチカチ音しか聞こえない静かな職場です)

たまたま、違う職場の飲み会で「○○さん?あーあのキーボードカチャカチャうるさい人ねー」とか何軸ユーザだかわからないけどボロクソ言われてたのを聞いたことがあるので、職場用に青軸は断念しました。

恐ろしや音に敏感な日本。

旦那のイチオシは茶軸

自宅で使う場合は共有するので、彼の意見も尊重しました。たかがキーボードにまったく興味ない顔をしてましたが、ムリやり選ばした結果「これが一番」だそう。

プラカードにも「定番!初心者からユーザにも人気」と書かれてるので、うん、まあ一番無難でしょう。

打ち心地は同じカチャカチャだけど、青軸よりちょっと重めで、音が落ち着いている。重めと言っても、初心者(私含め)には一番しっくりくる重さじゃないかな。

茶軸より柔らかく打てる、赤軸

重さは茶軸と同じくらい、でも音が柔らかい。クリック感がない(底まで押したときのカチッとする音)ので、音は「シャカシャカ」。

高速で入力するときや、連打するときなどは、半分くらい押下すれば足りる。(以下この入力方法を「半打ち」と勝手に称する)なお、半打ちのときの音は「シャシャシャ」に近い。後日私の同僚は「ワシャワシャ」聞こえると言ってました。「なぁにー?そのワシャワシャワシャってやつ」。

指先が踊る黒軸

旦那、不評。重くて腕が痛くなりそうという。

また彼曰く、考えながらキーを触るクセがあるので、底まで押さなくても反応することが、逆に迷惑とのこと。

赤軸も同じ問題が発生すると思うけど、赤軸はまだ軽いから許せるらしい。

同じ感想を抱いた方には理解してほしいのですが、売場で試しうちするときは、キーボードの設置高さが適切なデスクの高さになってないことが多いし、パソコンに繋いでないから、青軸茶軸と同じように底まで押して、その力加減で比較してしまいます。

でもじつは黒軸は、最後まで押さなくても反応して、その「重さ」で指をはね返してくれる感覚がミソ。

実際、ライターやプログラマーには黒軸が人気です。

…黒軸のために弁解しているようですが、私ももう一台買うとしたら黒軸を選びたいです。

(メカニカルキーボードの選び方→続く)

multifingual.hatenablog.com