MameDomaマルチな生き方

理系女のにわかガジェット愛と、ワーキングママのライフハックもどき

まとめwiki を始めて、端末の進化とサービス開発について思うこと

最近、趣味で本職関連の(?)情報まとめwikiを作ってみました。

色々比較をしたうえで、某大手の無料サービスを選定。

もちろん他のサービスに勝るメリットがあるから利用を決めたので、文句があるとこはもう名指しで行きます。

FC2wikiさん…スマホ画面がガラケー時代から進歩ない!

べつにガラケー時代からお世話になっていたワケではないし、正直いうとガラケー時代にwikiの存在なんて知りませんでした。

じゃあなぜ「ガラケー時代から」なんて言えるのか。

f:id:multifingual:20150730230351p:plain:w200http://cnip.wiki.fc2.com

デザインからインターフェイスまで…もの凄くノスタルジーを感じるんだもの!

ほら、とくにメニューのところ。ガラケーっぽくないですか?

フォントがこんなにノスタルジーを刺激するとは思わなかった。

タイポグラフィーは時代を記憶に刻むのね。

ジョブズのアップルフォントも、いつしかこの時代を生きた私たちの思いを呼び起こすトリガーになるのでしょうか。

…ともかく、fc2wikiはせっかくきれいなPC版をもっているのに、携帯版のこちとら手抜き感満載。

スマホ対応が当たり前になってきたので、私も当然のようにユニバーサル変換されるのかと思いきや、スマホで表示した途端に…脱力してしまいました。

勝手に期待して勝手に失望してすみません。

でもさぁ…いまどきよ?

アクセスの80%は携帯端末のいまどきよ?

アフィリエイト目当てのユーザが大半であることも容易に想像できるのに、この差別的開発はないでしょう。

ていうかモバイルやる気ないでしょう。

生活スタイルの変化と端末の選択

私は小学生の頃からパソコン大好きで、大学時代には1日たりともキーボードから離れられない中毒者でした。(まさに最近のスマホ中毒者の、デスクトップ版)

そんな私も、最近仕事以外にパソコンを触ることがめっきり少なくなりました。

同世代をみていてもそうだし、デジタルネイティヴと言われる次の世代なんてもってのほかでしょう。

私の親なんかは、いままでPCに長時間触れることはありませんでしたが、スマホが世に出てからはもっぱら画面とにらめっこです。ITリテラシーの仕込みがなかなか上手くいかない中、「食事のときは携帯やめましょう」「会話中はスマホをしまっておきましょう」なんてITエチケットの教育が必要な状態です。

でも、ブログを書いたり調べものが必要なときには、やっぱりPCです。

一時期めったに使わなくなったデスクトップを手放せなかったのも、PC以外の端末で作業する際のストレスをいっさい負いたくないため。

携帯端末でプログラミングする!なんて時代は来ないと思うのです。技術的に可能だとしても。サービスが存在していても。

まず人体工学的にプログラマーの虐待になりますし、どう考えても落ち着ける場所で、落ち着いた姿勢で働くことが、知的生産性にも仕事効率的にもよいです。

私の持論ですが、仕事/作業/勉強時の視線を遠くにたもてる環境のほうが、脳がはたらくし、ひらめきも多いです。集中するとどうしてもモニターや本に顔が近づいてしまいますが、はっと気づいた時に遠くをみるだけで、行き詰った思考が自由になる感覚、経験したことありませんか。

ユーザトレンドとデベロッパートレンド

話がそれましたが、fc2wikiがなぜこれほど時代遅れな方針を変えないのか、変えられないのか、疑問です。

対応しなければいけないことは気づいてるはず。

数あるサービスの中で、wikiの収益が見込めないから重要度が低いだけなのかもしれませんが。

ただ、端末対応問題に限らず、投入できる資源が限られる場合、ユーザの嗜好とサービス開発者(コンテンツ提供者)の好みが反する場合、またはトレンドが微妙にずれている場合、大元のサービス提供者(プラットフォーム提供者?)はどちらの視線を優先したほうがサービスは軌道に乗りやすいのか。

開発者がまず群がらないと、ユーザのスケールが見込めないし。

まあでも長期的にみれば、コンテンツ提供者の目線も最終的にはユーザに向いてるわけだから、やっぱりユーザ目線が王道ではないでしょうか。

鳥とタマゴの問題ではないけど、標準プロトコルやプラットフォームの陣取り合戦もこれと同じですね。

勝ち組は、どちらに媚びることなく、デベロッパーとユーザをひっくるめて顧客にできる発想、開発者=ユーザの公式ができたほうだと思いますです。